三菱ガス化学、福島県白河市に国内最大規模の植物工場建設
2018年1月4日
三菱ガス化学(東京都千代田区)は12月27日、福島県白河市の「QOLイノベーションセンター白河」内に、完全人工光型植物工場を建設し、工場野菜生産事業へ参入すると発表した。
植物工場として国内最大規模の設備を建設するとともに、化学品の製造プロセスで培った環境制御のノウハウを活用して効率的に運営することで、収益性を確保した、事業性のある植物工場を目指す。
また同社は、食品の洗浄に使用される過酸化水素や過酢酸製剤、食品を酸素劣化から守る脱酸素剤や各種機能性樹脂フィルム等、食品の安全に関わる製品や技術を有している。
これらを工場野菜生産事業へ応用し、食品の品質を長期間高く保持することで、競争力を向上させるとともに、フードロス削減等の効果も期待されている。
同事業は、大規模完全人工光型植物工場の運営や生産品の販売に実績のある(株)ファームシップと協業し進める計画。
■ 新工場概要
所在地:福島県白河市豊地箭内小屋1-8「QOLイノベーションセンター白河」内
投資額:20数億円
延床面積:約8,000㎡
生産品目:葉菜類
生産能力:2.6トン/日(1株80グラムのリーフレタス換算で32,000株)
竣工予定:2019年春