エーザイ、中国で固体剤生産棟を竣工
2018年1月12日
エーザイ(東京都)は11日、中国子会社の衛材(中国)薬業有限公司(Eisai China Inc.)が、蘇州工業園区内の新蘇州工場で、固体剤生産棟と管理棟を竣工したと発表した。
同社は、中国での安定供給体制の強化や生産効率の向上のため、現蘇州工場(固体剤生産工場)の5倍以上の敷地面積を持つ工場用地で、新蘇州工場の整備を進めていた。
今回竣工した固体剤生産棟は、延床面積約2万㎡の地上3階建て。年間生産能力は製剤約30億錠・包装約50億錠で、現蘇州工場の約2倍の生産能力となる。
新棟は2018年度下期の稼動を予定しており、「メチコバール」「アリセプト」「パリエット」など中国国内向けの固体剤の製剤、包装を行う。新蘇州工場での固体剤生産の本稼働後、現工場は閉鎖する予定。
■ 新棟概要
◇ 固体剤生産棟
所在地:中国・江蘇省蘇州市蘇州工業園区興浦路168号
延床面積:約20,240㎡
構造:3階建て
主な機能:製剤、包装、倉庫設備など
生産予定品目:「メチコバール」「アリセプト」「パリエット」等
稼働開始予定:2018年度下期
◇ 管理棟
延床面積:約2,230㎡
構造:2階建て
主な設備:オフィス、会議室、食堂など