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旭化成、守山製造所と米国でリチウムイオン二次電池用セパレータ生産能力増強

2018年1月12日

 旭化成(東京都千代田区)は11日、リチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータ「セルガード」「ハイポア」の生産能力を増強すると発表した。

 LIB市場は、電気自動車等の車載用途を中心に、急速に成長している。同社グループは、LIB用セパレータとして「セルガード」と「ハイポア」を有し、乾式膜と湿式膜の両方を手がけている。

 現在、乾式膜は米国ノースカロライナ州に、湿式膜は滋賀県守山市、宮崎県日向市と韓国に生産拠点を置いている。今回、2020年までに約11億㎡/年の供給体制を整備する計画に従い、設備増強を決定した。

 今回の増強により、同社グループのLIB用セパレータの生産能力は乾式膜が約4億㎡/年、湿式膜が約7億㎡/年、合計約11億㎡/年となる。同社は今後も需要の伸びに合わせて積極的な能力増強を行うとしている。

■ 設備投資概要

投資額:約75億円

◇ 守山製造所
所在地:滋賀県守山市小島町515(旭化成 守山製造所内)
生産品目:LIB用セパレータ「ハイポア」
増強能力:約9,000万㎡/年
商業運転開始予定:2020年度上期

◇ 米国工場
所在地:米国ノースカロライナ州(既存工場内)
生産品目:LIB用セパレータ「セルガード」
増強能力:約1億5,000万㎡/年
商業運転開始予定:2018年度下期

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