トヨタ・マツダ、アラバマ州ハンツビルに新工場建設
2018年1月15日
トヨタ自動車とマツダは10日、2017年8月に発表した米国における合弁新工場を、アラバマ州ハンツビル(Huntsville)市に建設すると発表した。
新工場の生産能力は年間30万台を予定し、マツダ・トヨタ向けの各生産ラインで、マツダが北米市場に新導入するクロスオーバーモデルとトヨタの「カローラ」を15万台ずつ生産する。
新工場は、トヨタのアラバマ工場(Toyota Motor Manufacturing, Alabama, Inc.)から約20km離れた場所にある、ハンツビル市の敷地に建設される。2021年の稼働開始に向けて、両社折半出資で約16億米ドルを投資する計画。新工場の雇用人数は約4000名を予定している。
アラバマ州は、ハンツビル市にある、約1400名の従業員が働くトヨタのエンジン工場を含めて自動車関連工場が多く存在するなど、米国で5番目に大きな自動車生産量を誇る州。同州では、自動車メーカーに加えて、150を超える1次および2次仕入先を含め、約5.7万人の自動車関連雇用が生み出されているという。
今後、各国の独禁法当局の許認可等を取得後、合弁会社を設立し、2021年の稼働開始に向け、準備を進めていく。
■ 新工場概要
所在地:米国・アラバマ州ハンツビル
投資額:約16億米ドル(両社合計)
生産車種:マツダ「クロスオーバーモデル」、トヨタ「カローラ」
生産能力:30万台/年(各15万台)
雇用人数:約4000名
稼働開始予定:2021年