星光PMC、竜ケ崎工場でセルロースナノファイバーの商業生産開始
2018年1月17日
化学メーカーの星光PMC(東京都中央区)は16日、茨城県龍ケ崎市の竜ケ崎工場でセルロースナノファイバー(CNF)実証生産設備の増強工事を完了させ、CNF複合材料の商業生産・製品出荷を開始したと発表した。
CNF複合材料は、木材パルプに独自の技術で化学処理を施した変性セルロースをポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)と混練し、ナノ解繊することで得られる材料。
同社は、自動車や建材、電子機器から生活用品に至るまで、顧客のニーズに合わせて製品開発を進めている。現時点での生産能力は、変性セルロースで約70トン/年、CNF複合材料換算で約200トン/年となる。
■ 設備投資概要
所在地:茨城県龍ケ崎市向陽台5-5−31(竜ケ崎工場)
生産品目:セルロースナノファイバー「STARCEL」
工事完了:2017年12月
商業生産開始:2018年1月