東レ、岐阜工場でMLCC離型用フィルムの設備増強
2018年1月24日
東レ(東京都中央区)は23日、岐阜県神戸町の岐阜工場でMLCC(積層セラミックコンデンサー)離型用フィルム「ルミラー」の生産設備を増強すると発表した。
投資額は11億円。既存の設備を改造後、2018年9月の生産開始を予定。日本での生産能力を30%増強する。
MLCCは、セラミックスの誘電体と金属電極を多層化したチップ型コンデンサ。通信機器、家電、自動車用等、電気で駆動するすべての機器に搭載されており、通信の高度化や、自動車への搭載個数拡大により、年率10%以上の成長が見込まれている。
今回、MLCCの拡大に対応するため、三島工場、マレーシア・Penfibre Sdn.Berhad、韓国・Toray Advanced Materials Korea Inc.に加えて、離型用フィルムの消費地である日本での新たな拠点として岐阜工場での生産開始を決定した。
■ 設備投資概要
所在地:岐阜県安八郡神戸町大字安次900-1(岐阜工場)
投資額:11億円
生産品目:MLCC(積層セラミックコンデンサー)離型用フィルム「ルミラー」
生産能力:30%増強
生産開始予定:2018年9月