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アークレイ、中国・平湖工場を移転・拡張/糖尿病検査機器など増産

2018年1月30日

 医療機器の製造販売を行うアークレイ(京都府京都市)は29日、中国子会社の愛科来医療科技(平湖)有限公司が進めていた平湖工場の移転・拡張の第二期工事が完了したと発表した。

 高成長が続く中国医薬品市場では、臨床検査領域においても製品の需要拡大が見込まれている。今回、安定供給体制の強化や生産能力・効率の向上を図るため、工場の移転・拡張を決定した。

 拡張工事は、現工場の4倍の延床面積を擁する新工場棟(4階建て)を確保し、段階的に整備を進めてきた。2017年4月には第一期工事が完了し、生産フロアに先立ち修理センターを1階フロアに開設している。

 また、販売拠点「愛科来国際貿易(上海)有限公司」や修理センターでの保守点検活動との相乗効果を生み出すことで、中国市場における自社ブランドの向上、事業拡大を図る。

■ 新工場概要

会社名:愛科来医療科技(平湖)有限公司
所在地:中国・浙江省平湖市(平湖経済技術開発区新興二路988号8棟)
面積:約8,400㎡
従業員数:約100名(2019年末に約250名体制を予定)
事業内容:臨床検査機器・体外診断用医薬品(試薬)などの開発・製造および臨床検査機器の 修理、メンテナンス、顧客サービス
竣工:2018年1月29日
稼働開始予定:2018年1月[機器生産エリア(2階)、体外診断用医薬品生産エリア(3階)]
      :2019年末[体外診断用医薬品生産エリア(4階)]

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