東亜薬品工業、群馬県館林市の新製剤棟が完成
2018年2月5日
東亜薬品工業(東京都渋谷区)は1月31日、群馬県館林市に建設を進めていた新製剤棟が完成したと発表した。
近年、腸内細菌叢の注目度が高まり、同社の生菌製剤は国内外での需要が増加している。今回、需要増に対応するため、新棟の建設を決定。現工場の年間生産能力6億錠から、最大20億錠に対応できる仕様となっている。
本格稼働は2018年4月を予定しており、生菌含有口腔内崩壊錠として世界初の製品「ビオスリー配合OD錠」(2016年2月上市)をはじめ、医薬品製品を生産する予定。
製剤工程は、無人化生産に対応した打錠機とすることで、夜間の無人生産を可能とした。また、包装工程において世界最速クラスのPTP包装機を導入。これにより、1分間に約13,000錠の生産が可能となり、生産効率は2倍に向上する。
さらに、立体の自動ラック倉庫を導入することにより、現行人手によっていた原料資材、中間品、製品の自動化が可能となり、省力化を実現した。
■ 新棟概要
所在地:群馬県館林市近藤町606
延床面積:約7,800㎡
構造:鉄骨造6階建て
生産品目:医薬品製品
竣工:2018年1月
本稼働予定:2018年4月