日本GLP、愛知県小牧市で「GLP小牧II」を竣工
日本GLP(東京都港区)はこのほど、愛知県小牧市でマルチテナント型物流施設「GLP小牧II」の竣工式を行ったと発表した。
開発地は、中部地方の物流集積地である小牧市の名神高速道路、東名高速道路の「小牧IC」から約2キロに立地し、名古屋近郊の市内配送や中部地域全体の広域配送の拠点として活用することが出来る。また、周辺地域は同市を含め名古屋市のベッドタウンが複数あることからも雇用確保についても良好な環境となっている。
立地する小牧エリアは南海トラフ巨大地震の影響の少ないエリアと想定されており、強固な地盤上にある。さらなる地震に対する総合的なBCP対策として、施設内に地震計を設置、リアルタイムで加速度をモニタリングできるシステムを採用している。
また、施設内の労働環境にも配慮し、1階に48席の従業員用休憩室を設けたほか、アルミ製巨大羽根を低速回転させ、天井の高い広域空間に大容量の空気循環を生み出す超大型シーリングファン「ビッグアスファン」も装備する。このシーリングファンにより体感温度として空調設備と同等の効果が見込めるという。
「GLP小牧II」は、最大4社の入居が可能だが、現時点でサッポログループ物流、K’s物流、ビーイングホールディングスのグループ会社であるコラビスの入居が決定している。各社は、立地や低床バースなどの施設の仕様などが決め手となり、入居を決定した。
■ 物流施設概要
施設名:GLP小牧II
所在地:愛知県小牧市大字西之島1818番5
総開発コスト:約67億円
敷地面積:約17,518㎡
延床面積:約36,449㎡
構造:鉄骨造(耐震構造) 地上4階建て
着工:2016年12月
竣工:2018年1月