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富山化学工業、40億円で新工場/18年9月着工

2018年2月23日

 富士フイルムは22日、子会社の富山化学工業(東京都新宿区)が富山市の富山事業所内に新工場を建設すると発表した。

 投資額は約40億円。延床面積は約2,400㎡の地上2階建。新工場では、抗がん剤「FF-10832」など独自技術を活かしたリポソーム製剤の治験薬製造や商業生産を行う計画。2018年9月の着工、2020年2月の稼働開始を予定している。

 今回建設する新工場は、日・米・欧のGMP基準に対応した、リポソーム製剤の生産工場となる。工場内は、独自設計・開発した製造設備や封じ込め設備を導入する。

 さらに、最先端ICT技術を用いた先進的な生産システムを導入。製造プロセス・品質評価データや設備稼働データの一元管理、電子タグによる原料や部材などの使用管理などができ、効率的なオペレーションでの生産が可能になる。

■ 新工場概要

所在地:富山県富山市千原崎一丁目8番70号(富山化学工業 第二工場内)
投資額:約40億円
延床面積:約2,400㎡
構造:地上2階建
生産内容:リポソーム製剤の治験薬製造および商業生産
着工予定:2018年9月
稼働開始予定:2020年2月

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