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ユーグレナ、横浜市にミドリムシの燃料工場/東京五輪に向けて18年の稼働開始

2015年12月2日

 バイオベンチャーのユーグレナ(東京都港区)は1日、横浜市が「環境・エネルギー分野の拠点形成」を目指す京浜臨海部の旭硝子京浜工場内で、2016年夏より日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを建設すると発表した。

 現在、経済産業省、国土交通省などを中心に、「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けたバイオジェット燃料の導入までの道筋検討委員会」の設立など2020年に向けてジェット燃料をはじめとする燃料のバイオ化への推進が行われている。

 今回、東京五輪が開催される2020年までに、ミドリムシを活用した航空機やディーゼル車向けの燃料として実用化を目指す新工場を建設。同プロジェクトは横浜市、千代田化工建設、伊藤忠エネクス、いすゞ自動車、全日本空輸の協力を得て実施されるという。

■ 新工場概要

所在地:神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1(旭硝子株式会社 京浜工場内)
投資額:約30億円
敷地面積:約9,000㎡
生産品目:バイオケロシン(ジェット燃料)、バイオディーゼル、バイオナフサ
着工予定:2016年夏
竣工予定:2017年冬
稼働予定:2018年前半

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