宇部マテリアルズ、タイ・ラヨンに新工場建設
2018年3月20日
宇部マテリアルズ(山口県宇部市)は19日、タイ・ラヨーン県にある、UBE Chemicals (Asia) Public Company Limitedの拠点内で、塩基性硫酸マグネシウム「モスハイジ」製造工場を建設すると発表した。
モスハイジは、自動車の軽量化に寄与する樹脂添加剤。地球温暖化対策やCO2排出量削減を背景とした世界的な自動車軽量化ニーズの高まりを背景に需要は拡大しており、2012年・2015年の増強工事により現在の生産能力は年間3,000tとなっている。
モスハイジは現在、山口県宇部市の工場で一極生産しているが、今後も見込まれる需要増や海外顧客である樹脂コンパウンドメーカー等の現地調達ニーズに対応するため、アジアにおける自動車産業の中心であるタイで工場を建設する。
新工場の設備能力は年間1,500t。2018年4月着工、2019年8月完工予定。生産開始となる2019年9月に、宇部マテリアルズはグローバルで年間4,500tの能力を持つこととなる。
■ 新工場概要
会社名:UBE Chemicals (Asia) Public Company Limited
所在地:タイ・ラヨーン県(UBE Chemicals (Asia) Public Company Limited 拠点内)
事業内容:化学品(塩基性硫酸マグネシウム)の製造
生産能力:1,500t/年
着工予定:2018年4月
完工予定:2019年8月
生産開始予定:2019年9月