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NTN、和歌山県にラジアル軸受の新工場建設

2018年3月26日

 NTN(大阪市西区)は23日、和歌山県橋本市にラジアル軸受の生産を行う新拠点「(仮称)和歌山製作所」を建設すると発表した。

 近年、自動車市場においては油圧制御の電動化やEV(電気自動車)シフトが急速に進み、モータや駆動伝達部に使用されるラジアル軸受においても、低摩擦や低振動、長寿命など、高付加価値商品の市場ニーズが増加している。

 また、産業機械市場においても建設機械やロボット、工作機械向けなど多くの業種で需要の回復を受け、同社のULTAGE(アルテージ)シリーズをはじめとする高付加価値商品の需要が増加している。

 今回、これまで日本各地に分散していたラジアル軸受の生産を再編成するとともに、高付加価値商品の生産を和歌山製作所に集約する。

 また、和歌山製作所ではスマートファクトリ化を推進し、資材投入から加工・出荷までの一連の工程をIoT・AIシステムで最適化・自動化する、高い生産性を有する新たな設備を導入する。

 新設備・システムの導入により、長寿命化や装置コンパクト化などの市場ニーズに適合した新商品への対応や試作納期の半減、さらに生産リードタイムを従来比1/3まで短縮可能となる。

■ 新工場概要

所在地:(仮称)和歌山製作所
所在地:和歌山県橋本市
敷地面積:約109,100㎡
延床面積:約60,100㎡
従業員数:約350名(2019年度予定)
事業内容:ラジアル軸受、ベアリングユニット等の製造
着工予定:2018年7月
量産開始予定:2019年6月

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