三井化学、米・オハイオ工場で設備増強
2018年3月27日
三井化学(東京都港区)は26日、米国の製造拠点であるAdvanced Composites, Inc.にオレフィン系熱可塑性エラストマー「ミラストマー」の生産設備を新設すると発表した。
「ミラストマー」は、自動車部品のほか建材ガスケット、歯ブラシ・ゴルフグリップなど数多くの用途で使用され、今後も自動車の内装表皮、ウェザーストリップ、エアバッグ・カバー、ステアリング・ブーツといった用途を中心に、世界的に更なる需要が見込まれている。特に北米では、自動車の内装表皮用途の需要拡大が見込まれている。
今回の米国での新設は、北米での需要拡大に対応したもので、同社グループとしては4番目の製造拠点となる。北米では、Advanced Composites, Inc.でミラストマーを生産し、Mitsui Chemicals America, Inc.で販売する。
■ 設備投資概要
会社名:Advanced Composites, Inc.
所在地:米国・オハイオ州(Advanced Composites, Inc. オハイオ工場内)
生産品目:ミラストマー
設備能力:1ライン・6千トン/年
着工予定:2019年1月
完工予定:2019年6月
営業運転開始予定:2019年10月