昭和電工、川崎事業所で高純度臭化水素の生産設備増強
2018年3月27日
昭和電工(東京都港区)は26日、半導体製造工程で使用される高純度臭化水素(HBr)の生産設備増強工事を完了し、今月より生産を開始したと発表した。
高純度HBrはDRAMやNAND型フラッシュメモリ等の半導体製造工程で、ポリシリコンの微細加工(エッチング)に使用される特殊ガス。IoT、ビッグデータ、自動運転といったデジタライゼーションの加速化で半導体市場はさらに拡大し、それに合わせ高純度HBrの需要も拡大している。
同社は、川崎事業所で年産600トンの合成・精製生産設備を有しているが、高稼働が続いていることから、今回、年産能力を1.5倍の900トンに増強した。
■ 設備投資概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区扇町5-1(川崎事業所)
増産品目:高純度臭化水素(HBr)
生産能力:900トン(1.5倍)/年
生産開始:2018年3月