コベルコ建機、インドで油圧ショベルの工場の設備増強
2018年4月3日
コベルコ建機(東京都品川区)は3月30日、インド子会社であるKOBELCO CONSTRUCTION EQUIPMENT INDIA PVT. LTD.(KCEI)が、現地の油圧ショベル工場の生産能力を増強すると発表した。
インド国内は、政府のインフラ投資額が増加しており、好調な経済成長を続けている。それに伴い、油圧ショベルの需要も増加を続けており、今後も旺盛な需要が継続することが見込まれている。
KCEIでは、2011年よりインドでの現地生産を1,200台/年で開始し、高まる需要に対応するため、生産性向上、レイアウト変更などの施策をおこなうことで2,000台/年まで生産能力を高めてきた。
今回、さらに高まるインド国内需要とインドからの輸出向け増産に対応するため、3,000台/年まで引き上げる。
増強工事の内容としては、建屋の増築、組立・塗装工程増強など生産工程全般を見直すとともに、現在のクレーン工場の活用や、安全性向上、職場環境改善まで行う計画で、2019年1月末の竣工を予定してる。
■ 設備投資概要
会社名:KOBELCO CONSTRUCTION EQUIPMENT INDIA PVT. LTD.
所在地:インド・アンドラ・プラディッシュ州 SRI CITY工業団地
投資額:832百万インドルピー(約14億円)
建屋面積:7,000㎡(増床分)
増産品目:14~50トンクラスの油圧ショベル
生産能力:油圧ショベル 3,000台/年
着工:2018年3月20日
竣工予定:2019年1月末