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東レ、インドで樹脂コンパウンドの増産

2018年4月23日

 東レ(東京都中央区)は18日、インド現地法人のToray Industries (India) Private Limited(以下:TID)が自動車の電装部品や電気・電子用コネクター等に使われるナイロン樹脂とPBT樹脂コンパウンド生産設備を新設すると発表した。

 アンドラ・プラデシュ州スリシティーのTID事業拠点に年産約5,000トンの設備を導入し、2019年9月の稼働を目指す。

 インド経済は、2016年から2030年にかけ年率6%の高い成長が見込まれる有望な市場。所得水準の向上に伴い、自動車や家電等、高級品や高付加価値品の需要が拡大している。

 中でも自動車市場は、2025年に向けて年率7%と大きな伸びが見込まれており、自動車用途のエンジニアリングプラスチックの需要拡大が予想されている。

 特に、近年の環境規制強化の流れにより、自動車用途を中心に、顧客要求特性の高度化が進み、同社が得意とする高機能素材のニーズが高まることが考えられている。

 今回、現地生産による安定供給とリードタイム短縮、在庫・デリバリー、現地開発力等の機能を強化することを目的として設備増強を決定した。

■ 設備投資概要

会社名:Toray Industries (India) Private Limited
所在地:インド・アンドラ プラデシュ州スリシティー
増産品目:ナイロン樹脂とPBT樹脂コンパウンド
生産能力:約5,000トン/年
稼働開始予定:2019年9月

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