富士通ゼネラル、川崎本社に研究開発棟建設
2018年4月26日
エアコンなど空調機を製造する富士通ゼネラル(神奈川県川崎市)は25日、川崎本社敷地内に技術研究棟(仮称)を建設すると発表した。
投資額は約54億円。2018年4月の着工、2019年6月の業務開始を予定している。
同社は2007年から川崎本社、中国、タイの各開発拠点を順次拡充し、空調機の開発力強化を進めてきた。今回、「技術研究棟」を建設し、コア技術となる基盤技術の強化と新たな価値創出への取り組みを加速させる。
新棟は、4・5階の執務エリアに吹き抜けの中層階を設置し、ミーティングコーナーを執務スペースに点在させるなど、活発なコミュニケーションを生み出すレイアウトとする。
また、同社製エアコンを軸として、チラーやエアハンドリングユニット等、他社製品と組み合わせた業務用空調システムの研究・機能検討等の専用スペースや、外部企業と共同使用の工作室等を設置することで、社外の技術や知識との融合によるオープンイノベーションの推進も強化する。
さらに、開発プロセス革新と新しいテクノロジーの実用化を促進するため、世界各地の設置環境や実際の多層階家屋など、空調機の実使用環境を再現できる設備も導入する予定。
■ 研究開発棟概要
所在地:神奈川県川崎市高津区末長三丁目3番17号(本社敷地内)
投資額:約54億円
着工予定:2018年4月
業務開始予定:2019年6月