新光電気工業、215億円で半導体パッケージ増産/高丘工場
2018年5月1日
半導体用リードフレームやフリップチップパッケージなど製造する新光電気工業(長野県長野市)は27日、中野市にある高丘工場で、半導体の高機能化・高速化に対応する次世代フリップチップタイプパッケージを増産すると発表した。
投資額は2018~2019年度に約215億円。フリップチップタイプパッケージの生産能力は、既に着手している設備投資を含め稼働開始予定の2020年度までに約20%の増強を見込む。
フリップチップタイプパッケージは、半導体の微細化、高密度化に対応し、電気特性・耐熱性に優れた半導体パッケージとして、パソコン、サーバーに搭載されるCPU等の高性能半導体向けに使用されている。
今後、半導体市場は、IoT、人工知能(AI)の活用の進展や、自動運転の実用化に向けた展開等を背景としてさらに拡大し、大容量のデータを高速で処理するサーバー向けをはじめとして、高性能半導体の需要増も予想されることから、今回の設備投資を決定した。
■ 設備投資概要
所在地:長野県中野市草間1216-9(高丘工場 J棟)
投資額:約215億円(2018~2019年度)
増産品目:次世代フリップチップタイプパッケージ
生産能力:20%程度増強
稼働開始予定:2020年度