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東ソー、南陽事業所でジルコニア粉末の増産/投資額50億円

2018年5月17日

 東ソー(東京都港区)は16日、山口県周南市の南陽事業所でファイン・セラミックスの一種であるジルコニア粉末の生産能力を増強すると発表した。

 同製品は、光ファイバーの接続部品などの構造部品や電子部品原料の粉砕用ボール用途に使用されている。近年、歯科材料用途での需要拡大に対し透光感グレードをラインナップし、ファッション性が要求される装飾品用途で各種カラーグレードを揃えている。

 ジルコニア製品は、同社の高機能材料事業の主力製品の一つで、同計画により、需要の拡大に対応し、更なる事業規模の拡大と収益力の強化を図る。

■ 設備投資概要

所在地:山口県周南市開成町4560番地(南陽事業所)
投資額:約50億円
導入設備:ジルコニア粉末製造設備
生産能力:約30%増(現有能力)
着工予定:2018年8月
完工予定:2019年6月
商業運転開始予定:2019年10月

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