ダイキン工業、ベトナムで空調機の新工場が稼働
2018年5月21日
ダイキン工業は18日、ベトナム子会社のダイキンエアコンディショニングベトナム社がハノイ近郊に新設した空調機の工場が完成し、このほど本格稼動を開始したと発表した。
近年、アジアでは活発なインフラ投資や海外企業の進出等により経済成長が続いている。また、人口の増加や所得水準の向上にともない、空調市場も拡大している。特に、ベトナムは著しい経済発展と中間層の増加から、住宅用エアコンを中心に空調機の需要が拡大しており、アジア最大級の空調市場に成長している。
加えて、所得に比べて電気代が高く、インバータ付きエアコンのような省エネ製品が広まるなど、今後も需要の拡大が続くことが予想されるため、工場を建設し現地生産を行う。
新工場は、IoTを活用した生産管理技術や検査システム、技能訓練など、ダイキングループの全世界の工場から技術やノウハウを集めたグローバル最新の空調機工場となる。
新工場では、当面は住宅用エアコンを製造し、2020年までに100万台を生産できる体制を整える。今後の市場の成長にあわせて、生産品目を拡大させる。
■ 新工場概要
所在地:ベトナム・フンイエン省イエンミー県 第2タンロン工業団地
投資額:約80億円
敷地面積 :210,000㎡
建屋面積 :28,000㎡
生産品目 :住宅用エアコン
生産能力:100万台(2020年まで)
稼働開始:2018年5月