日清オイリオ、横浜市新森町に新工場建設
2018年5月22日
日清オイリオグループ(東京都中央区)は18日、横浜市磯子区の横浜磯子事業場内に新工場を建設すると発表した。
国内の化粧品市場は、日本製品の品質が高く評価され、中国に代表されるインバウンド需要の増加、越境EC(インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引)の増加などを背景に拡大を続けており、同社のファインケミカル事業の販売も順調に拡大している。
国内化粧品企業はこの状況を受け、相次いで国内大型工場建設を発表する等、国内生産体制の増強が活発になってきている。
こうした中、今後予想される需要増に対し、付加価値製品である化粧品用エステルおよびMCT(中鎖脂肪酸)の生産体制を強化することにより製品供給能力を引き上げることで、取引先のニーズに応え、事業拡大を図る。
また、近年、国内外の取引先からの要請が高まっている化粧品GMP、FSSC22000等、各種認証に対応する。
■ 新工場概要
所在地:神奈川県横浜市磯子区新森町1番地(横浜磯子事業場内)
投資額:約52億円
延床面積:約4,500㎡
生産能力:約1.5倍(現行比)
事業内容:化粧品用エステル(化粧品原料)およびMCT(中鎖脂肪酸)の製造
投資内容:新工場の建設、化粧品用エステル製造ラインの増設、MCT製造ラインの増設、充填ラインの増設
稼働開始予定:2020年4月から順次