オムロンヘルスケア、ブラジルに健康医療機器の新工場
2018年5月28日
オムロンヘルスケア(京都府向日市)は24日、ブラジル・サンパウロ州ジュンディアイ市に、ラテンアメリカ市場向けの血圧計やネブライザの生産工場を新設すると発表した。
ブラジルを中心としたラテンアメリカ地域では、経済成長に伴う生活水準の向上や食生活の欧米化といった生活習慣の変化に伴い、高血圧など生活習慣病患者の増加が社会的課題となっている。
また、大気汚染による喘息、喫煙によるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器系疾患の患者も増加している。
オムロン ヘルスケアでは、2014年にブラジルのネブライザ市場でNo1シェアを獲得しているNS Indústria de Aparelhos Médicos Ltda.を買収し、ネブライザ事業を強化している。2017年には、工場内に血圧計生産ラインを新設し、ブラジル国内向けの手首式血圧計の生産を開始している。
工場新設により、ブラジルでの生産能力を2017年の約120万台から2022年には540万台へと増強させ、ブラジルやラテンアメリカ市場の拡大に対応する。
■ 新工場概要
所在地:Rodovia Dom Gabriel Paulino Bueno Couto-SP300-KM 67,7(Jundiai市)
投資額:60,000,000ブラジルレアル(約18億円)
敷地面積:21,274㎡
工場平面積:10,857㎡
生産能力:540万台(2022年)
竣工予定:2019年9月