ホンダ、中国・江蘇省に新工場
2018年7月4日
本田技研工業は2日、中国・江蘇省太倉市に建設を進めていた新工場が完成し、竣工式を行ったと発表した。
中国の二輪市場は2018年に約700万台が見込まれており、世界最大市場のひとつとなっている。子会社である新大洲ホンダの太倉工場は、上海工場(約50万台/年)と同規模の生産能力を備え、国内市場に加えて、全世界50を超える国や地域に完成車や部品を供給し、グローバル輸出拠点として最も重要な生産拠点のひとつとなっている。
新工場は、各工程の自動化にも積極的に取り組むなど、最新鋭の生産技術を取り入れ、開発機能やテストコースも備えた工場となる。
工場内は、排水のリサイクル循環や蒸発処理により工場用水の外部排出をゼロとしたほか、LED照明の標準化、太倉市と共同でのソーラーパネルの設置など、環境対応への取り組みも強化している。なお、新工場建設にあわせて上海工場は6月末に生産を終了している。
■ 新工場概要
会社名:新大洲本田摩托有限公司
所在地:中国・江蘇省太倉市
事業内容:二輪車の製造
生産能力:約50万台/年
竣工:2018年7月2日
稼働開始予定:2018年8月