BPC、愛知に日本最大級の木質燃料ストックヤード建設
2015年12月14日
発電所建設のコンサルティング、燃料の製造・販売を行うバイオマスパワーコンサルタント(東京都中央区)【BPC】は9日、愛知県内での火力発電用木質燃料のストックヤードを建設すると発表した。
建設規模は日本最大クラスの約13,200㎡(約4,000坪)。木質ペレットを中心に、同施設より近隣地区の火力発電所に供給を行っていく。着工は16年1月を予定、完成は17年夏を目指す。
同社は15年3月に、木質バイオマスの安定供給基盤の強化を目指し、BPCバイオマスプロジェクトをスタート。同時に海外生産工場への投資を開始。同年8月には、国内で年間15万トンの木質ペレット燃料が生産可能な生産工場の建設へ着工。年間15万トンの生産量は、現状では日本最大規模。
今回の愛知地区でのストックヤード建設は、同プロジェクトの一環となっている。6棟の建屋を建設予定のストックヤードは、1棟当たり幅35m、奥行き60mの大きさとなり、年間延べ60万トンの木質ペレットの受入・供給が可能。
中では木質ペレットを90%、PKS(パームヤシ殻)等が10%の割合で、発電用燃料合計約21,000トンの貯蔵が可能となり、50MWクラスの木質ペレット専焼火力発電所1基あたり、4週間分の燃料に値するという。
■ 新ストックヤード概要
所在地:愛知県内
建設規模:約13,200㎡(約4,000坪)
着工予定:2016年1月
完成予定:2017年夏