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北興化学工業、岡山工場内に新工場/今月着工

2018年7月12日

 北興化学工業(東京都中央区)は10日、ファインケミカル事業の生産能力拡大のため、岡山工場内に新工場(合成第9工場)を建設すると発表した。

 新工場は、多様なニーズに対応できるように、ステンレスとグラスライニング(表面をガラスでコーティングすることで、酸性による耐腐食性と固形物の非付着性を向上)の反応缶や精留塔等を適所に複数設置した受託製造を主とするプラントだが、液体自動充填設備や自動精留塔などによる自動化や、制御室からの遠隔操作により、省力で安全な生産を実現する。

 さらに品質データを中央のコンピュータで一元管理することで、安定した製品品質を確保する。設備投資により、岡山工場ファインケミカル事業の生産能力は約14%向上する。

■ 新工場概要

所在地:岡山県玉野市胸上402(岡山工場内)
投資額:約23億円(建物、設備)
敷地面積:約1,200㎡
延床面積:2,027㎡
構造:鉄骨造5階建て
主要生産設備:反応缶8基、精留塔など付帯設備
生産能力:430t/年
着工:2018年7月
竣工予定:2019年11月末
生産開始予定:2019年12月末

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