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田中貴金属工業、湘南工場内に新棟建設

2018年7月17日

 TANAKAホールディングスはこのほど、田中貴金属工業(東京都千代田区)が湘南工場内に、燃料電池用電極触媒を開発・製造するFC触媒開発センターを増設すると発表した。

 近年、中国においては、水素エネルギーや燃料電池自動車を戦略産業として育成する姿勢を打ち出しており、上海市が燃料電池自動車購入に関する補助金政策プランを発表、研究開発拠点を開設するなどの動きを活発化させている。

 また、欧州においても脱ディーゼルの動きが加速しており、自動車以外にも水素で走る燃料電池列車の試運転がドイツで予定されるなど、世界的に燃料電池用電極触媒の需要増への対応が求められている。

 今回、FC触媒開発センターに隣接して、延床面積約3,000㎡の製造出荷棟と保管庫棟を増設し、生産能力を約7倍とする。

 投資額は約40億円。増設棟は2018年7月18日に竣工を予定しており、2019年1月から本格稼働を開始する計画。

■ 新棟概要

所在地:神奈川県平塚市長瀞2-14(湘南工場内)
投資額:約40億円
延床面積:約3,000㎡
事業内容:固体高分子形燃料電池用電極触媒の研究開発・製造
竣工:2018年7月18日
本稼働予定:2019年1月

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