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デンカ生研、160億円で新潟工場の生産能力増強

2018年7月17日

 デンカはこのほど、デンカ生研(東京都中央区)が新潟工場で新規製造設備を建設し、インフルエンザワクチンの供給能力を増強すると発表した。

 今回、顧客ニーズに対応するため、インフルエンザワクチン原液製造新棟を建設し、供給能力の増強を図る。

 同設備の建設は、ワクチン供給能力の増強に加えて、早期出荷の実現や安定供給体制の構築、薬事コンプライアンス体制の高度化などを目的としている。

 デンカは、感染症の中でも社会的影響の大きいインフルエンザを重点疾患として、ワクチンだけでなく迅速診断キットなどの製品を供給し、中国、韓国、タイなど海外展開も積極的に進めている。

 今回の設備投資に加え試薬関連でも新製品の投入を進めることで、現在約130億円の売上規模のインフルエンザ関連事業を200億円まで拡大させる計画。

■ 設備投資概要

所在地:新潟県五泉市南本町1-2-2(新潟工場内)
投資額:約160億円
建築面積:2,226㎡
延床面積:12,010㎡
構造:地上6階建て
設備能力:現在の原液製造設備(新潟工場36号棟)の2倍
着工予定:2018年度中
供給開始予定:2022年シーズン

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