安川電機、中国・遼寧省の第3工場が竣工
2018年7月20日
安川電機(福岡県北九州市)は19日、中国子会社の安川電機(瀋陽)有限公司が建設を進めていた第3工場が竣工したと発表した。
中国では産業構造の高度化や労働人口の減少、人件費の高騰等により、自動化・ロボット化への投資が加速しており、工作機械や製造装置、産業用ロボットなどの需要が拡大している。また、中国市場のニーズに合わせた製品投入の必要性から、現地での製品開発が進んでいる。
自動化機器の主要コンポーネントであるサーボモータ・サーボアンプやロボットコントローラは、今後も需要拡大が見込まれることから、生産能力を増強するため第3工場を増設した。
第3工場では「見える化」をコンセプトとした最新の生産管理システムを導入し、生産状況のリアルタイム管理を実現する。このシステムを導入することで、埼玉県入間市のマザー工場と連携したグローバルな生産情報を共有できる体制を確立する。
また開発体制においては、これまで施設内の2カ所で行っていた開発機能を第3工場に集約し、開発力の向上と効率化を推進する。
■ 新工場概要
会社名:安川電機(瀋陽)有限公司
所在地:中国・遼寧省瀋陽経済技術開発区開発大路34甲5号
延床面積:15,700㎡
生産機種:サーボモータ、サーボアンプ、ロボットコントローラ、工作機械用主軸モータ等
竣工・稼働開始:2018年6月