富士フイルム、大和工場で設備投資/交換レンズの生産能力増強
2018年7月24日
富士フイルム(東京都港区)は20日、カメラ・レンズの国内生産会社である富士フイルムオプティクスの大和工場に、交換レンズの生産設備を増設すると発表した。
今回、ミラーレスデジタルカメラの需要増への対応、「Xシリーズ」「GFXシリーズ」用交換レンズの拡販に向けて、大和工場の生産能力を大幅に増強する。
工場内は、最先端のクリーン分析機器を設置した大規模クリーンルームを増設。さらに、AIを活用して光学調整精度などを向上させる最新設備も導入する。
これにより、交換レンズの高品質・高効率生産が可能となる。特に高い解像性能が要求される超広角レンズや大口径レンズでも高い生産性を実現する。
今回の設備増強を通じて、フル稼動となる2020年には大和工場の生産能力を現状比約7割増に引き上げる計画。
■ 設備投資概要
会社名:富士フイルムオプティクス(株)
所在地:宮城県黒川郡大和町松坂平1-6(大和工場)
設備:クリーンルーム、自動組立機、AIを活用した光学調整機器など
生産品目:ミラーレスデジタルカメラ用交換レンズ
生産能力:現状比約7割増(2020年)
稼働予定:2018年9月