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三井金属、彦島製錬内に新工場建設

2018年8月3日

 三井金属鉱業(東京都品川区)は2日、積層セラミックコンデンサ(MLCC)向けアトマイズ銅粉の生産能力を約50%増強すると発表した。

 近年、自動車の電装化(ADAS、xEV)、スマートフォンの高機能化(5G対応)、家電製品のIoT化等を背景にMLCCの需要が急拡大しており、需要増に備えたアトマイズ銅粉の生産体制の増強が必要となっていた。

 今回、神岡鉱業(株)金属粉工場[岐阜県飛騨市 以下:神岡]の生産能力増強に加えて、彦島製錬(株)機能粉工場[山口県下関市 以下:彦島]にアトマイズ銅粉の新工場を建設し、アトマイズ銅粉の生産能力を両工場合わせて約50%増強する。

 神岡は2019年4月増強完了、彦島は2020年4月の稼働開始を予定している。

■ 設備投資概要

所在地:山口県下関市彦島西山町1-1-1(彦島製錬(株) 機能粉工場)
   :岐阜県飛騨市神岡町鹿間1-1(神岡鉱業(株) 金属粉工場)
増産品目:積層セラミックコンデンサ(MLCC)向けアトマイズ銅粉
生産能力:両工場合わせて約50%増強
稼働開始予定:2019年4月(神岡)
      :2020年4月(彦島)

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