田中化学研究所、50億円で本社工場増設
2018年8月8日
二次電池の正極材料など製造する田中化学研究所(福井県福井市)は7日、50億円で本社工場を増設すると発表した。
近年、環境配慮の観点や新たな産業育成など各国の政策を中心に環境対応車(電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)等)の普及推進が図られ、今後も需要の拡大が見込まれている。
同社は2017年11月に第一期投資として製品生産の前工程である原料溶解設備の増強を決定している。今回は第二期投資として製品生産設備及び工場のインフラ設備の増強を決定した。
第三期以降の設備投資は今後の市場や顧客動向を見極めながら適切に判断するとしている。
■ 増設概要
所在地:福井県福井市白方町45字砂浜割5番10
投資額概算:約50億円(第一期と合わせて約70億円)
設備内容:リチウムイオン電池向け製品生産設備
:排水処理等インフラ設備(第一期投資分:原料溶解設備)
増加能力:約1,200t/月
稼動開始予定:2019年7月