関西スーパーマーケット、神戸市の食品工場が竣工
2018年9月4日
関西スーパーを展開する関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)は8月29日、子会社である(株)KSPの「神戸赤松台センター」が竣工したと発表した。
今回、単身世帯や女性の社会進出の増加などによる惣菜需要の高まりや多様化する顧客ニーズに対応する。同施設から店舗へ製品供給することで、惣菜売場の品揃えの充実を図るとともに、店舗従業員が、販売している食材を店内で調理する生鮮惣菜商品を始め、「時短」「即食」「簡便」商品を提供する。
施設は、1階に「炊飯・米飯製品」を製造する「神戸セントラルキッチン」と3階に「野菜・果物の加工製品」を製造する「神戸プロセスセンター」がある。2階には見学者通路を設けている。この施設全体の総称を「神戸赤松台センター」としている。
工場内は、最新鋭の機器で生産性の向上を図るとともに、衛生区、準衛生区、汚染区の「陽圧・陰圧」コントロール、ワンウェイ動線レイアウト、HACCPの認定取得を念頭に金属探知機やX線探知機での2重チェック体制を導入、安全で安心な製品の供給を目指す。
今後は、9月9日から試験稼動を行い、9月18日から「炊飯・米飯製品」「野菜・果物の加工製品」を供給開始する。その後、順次供給店舗を拡大し、11月下旬に全店へ供給する計画。
■ 新工場概要
所在地:兵庫県神戸市北区赤松台1-2-25
延床面積:3,933.01㎡
構造:鉄骨造3階建て
製造品目:神戸セントラルキッチン「巻寿司、いなり寿司、助六、ちらし寿司、おにぎりセット、半製品、キット製品」、神戸プロセスセンター「ミニトマトのパック製品、かぼちゃのブロック、スライス製品、各野菜の小分け製品」
竣工:2018年8月29日