UACJ、中国で第三工場建設
2018年9月5日
UACJ(東京都千代田区)は4日、中国子会社の乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司が第三工場を建設すると発表した。
中国では、車載用を主体としたリチウムイオン電池の需要拡大に伴い、アルミニウム電池箔についても大幅な需要増が見込まれている。
今回、箔地から集電体や電池外装材用箔まで一貫した製造体制の構築を行う。これにより高品質なリチオムイオン電池箔を中国国内にタイムリーに供給し、広東東陽光科技控股股份有限公司と共同で中国での事業拡大を図る。
また、日本やマレーシアでの生産に加え、中国での生産拠点を保有することで、グローバル3極での電池箔の生産体制を確立する。
■ 新工場概要
会社名:乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司
所在地:中国広東省韶関市乳源県龍船湾
延床面積:21,000㎡
生産能力:約1万トン/年
設備:冷間箔圧延機3基(箔粗圧延1基、箔仕上圧延2基)、仕上設備など
:コンデンサ箔および自動車向け熱交換器材向設備と共同で使用
量産開始予定:2020年