セイコーエプソン、広丘事業所の新棟が着工
2018年9月18日
セイコーエプソン(長野県諏訪市)は13日、昨年10月に建設計画を発表した広丘事業所(長野県塩尻市)イノベーションセンターB棟の起工式を行ったと発表した。
イノベーションセンターB棟は、延床面積約39,500m²、1階を商業・産業用大型印刷機の試作・量産工場やデジタル捺染のテストラボエリア、2~3階をオフィスエリアとする3階構造を予定している。
2019年度末の竣工・稼動を計画しており、商業・産業印刷分野における研究開発力・生産技術を強化するとともに、関連部門をオフィスエリアに集約することで業務の効率化を図る。
エプソンは長期ビジョン「Epson 25」のインクジェットイノベーションにおいて、商業・産業印刷を注力する事業領域の一つと位置付けている。
屋内・屋外看板に代表されるサイネージ分野では、高画質の強みを生かした製品ラインアップの拡充を進めるとともに、市場のデジタル化をリードするべく、さらなる技術開発にも注力している。
また大きな成長が見込まれるテキスタイル分野では、7月からインクジェットデジタル捺染機の最新機種「Monna Lisa Evo Tre」の国内生産を開始するなど、デジタル捺染ビジネスの拡大を加速させる。
■ 新棟概要
名称:イノベーションセンターB棟
所在地:長野県塩尻市広丘原新田80(広丘事業所)
投資額:160億円
延床面積:約39,500㎡
構造:鉄骨3階建て(1階を工場・テストラボエリア、2~3階をオフィスエリア)
事業内容:商業・産業用大型印刷機の試作・量産
着工:2018年9月
稼働予定:2019年度末