住友化学、愛媛工場のメチオニン新プラントが完成
2018年10月10日
住友化学(大阪市中央区)は4日、愛媛工場内に建設を進めていた飼料添加物メチオニン新プラントが完成したと発表した。
メチオニンは、動物の体内で合成することができない必須アミノ酸の一種で、トウモロコシ等を主原料とする鶏の飼料はメチオニンが不足していることが多いため、鶏肉や鶏卵の生産性向上を目的に、飼料添加物として広く使用されている。
メチオニン市場は、足元年率6%程度で成長しており、引き続き同程度での伸びが期待されている。今回新設した1系列の生産規模は年産約10万トンで、増強後の生産能力は既存設備と合わせて年産約25万トンとなる。新製造設備は、試運転を経て、まもなく商業生産を開始する予定。
■ 設備投資概要
所在地:愛媛県新居浜市惣開町5番1号(愛媛工場内)
主な生産品目:メチオニン
増強設備:メチオニン製造設備1系列
生産能力:10万トン/年(既存設備とあわせ25万トン/年)
完成予定:2018年10月