日本ゼオン、敦賀市産業団地に新工場建設
2018年10月18日
日本ゼオン(東京都千代田区)は16日、福井県敦賀市の敦賀市産業団地に新工場を建設し、光学フィルム(製品名:ゼオノアフィルム)を増産すると発表した。
ゼオノアフィルムは、大型TVやモバイル機器のディスプレイに、視野角補償や反射防止等の機能を持たせる位相差フィルムを中心に需要が拡大している。
今回の投資は、液晶パネルの大型化に対応するもので、特徴として世界最大幅(2,500mm幅クラス)の位相差フィルムの生産が可能となる。
新ラインの生産能力は、年間5,000万㎡の計画であり、既設の能力と併せて、TV向け位相差フィルムの生産能力は16,900万㎡となる。また、生産拠点を富山県・福井県敦賀市に分散させることでBCPの向上を図る。
■ 新工場概要
所在地:福井県敦賀市莇生野(敦賀市産業団地 日本ゼオン敷地内)
土地面積:約32,000㎡(購入済み)
建物面積:約9,700㎡
延床面積:約13,000㎡
新規雇用予定:20~30名程度
事業内容:液晶テレビ向け光学フィルムの製造
着工予定:2019年2月
竣工予定:2019年12月
量産開始予定:2020年4月