ナブテスコ、精密減速機の新工場/浜松に土地取得
2018年10月19日
ナブテスコ(東京都千代田区)は17日、浜松市第三都田地区に工場用地を取得するするため、10月1日に土地売買の意向に関する表明書を浜松市と締結したと発表した。
今後、土地売買に関する仮契約を2019年9月頃までに締結し、浜松市議会の決議を経て本契約に移行する予定。また、用地取得手続は、2020年3月を目途に完了する予定。新工場での建屋建設や設備導入については、今後の需要動向に応じて進める。
同社現在、精密減速機を国内(三重県津市)と中国(江蘇省常州市)の2拠点で生産しているが、省人化・自動化ニーズの高まりにより精密減速機の需要増が続いており、高い工場稼働率となっている。
今後、長期的にもロボット市場規模の拡大が見込まれることから、新たに国内で工場用地を購入し、工場新設により更なる能力増強(2020年までに津と常州の両生産拠点での定時生産能力を年産120万台まで拡大)と、BCP対応を可能とすることで、精密減速機の安定供給体制の構築や市場シェア確保を目指す。
浜松市は東京、大阪の中間にあることから交通アクセスに優れており、また、取得予定の第三都田地区工場用地は、強固な地盤を備えた内陸立地となっている。近隣に豊富な企業集積があり、サプライチェーンの構築に有利な立地を生かし、顧客への更なるサービス向上に努める。
■ 土地取得概要
所在地:静岡県浜松市北区都田町 第三都田工場用地(第1区画及び第11区画)
土地面積:181,700㎡(津工場の1.5倍)