愛知製鋼、岐阜工場で新生産ライン竣工
2018年11月13日
愛知製鋼(愛知県東海市)は7日、岐阜県各務原市の岐阜工場内に新生産ラインを建設し、竣工式を行ったと発表した。
今回、HVやEVなどの次世代車に不可欠なインバータ用放熱部品である「パワーカードリードフレーム」の生産能力増強と二拠点生産体制によるBCP強化を図る。
竣工した新生産ラインは、4S(Simple、Slim、Short、Straight)にこだわった一貫自動ラインであることや、生産性の2割向上に加え、製品品質に影響する異物混入防止のさらなる強化により、高品質なモノづくりに適した作業環境を実現する。また、将来のさらなる生産能力増強を視野に入れたライン設計としている。
加えて、今回の新ラインを既存の知多工場(愛知県東海市)内の電子部品工場から離れた岐阜工場に配置することで、巨大地震など災害時でも安定的に顧客へ供給継続する体制を確立した。
■ 設備投資概要
所在地:岐阜県各務原市鵜沼大伊木町3丁目36番地(岐阜工場内)
投資額:約30億円(建屋、設備)
建築面積:約4,200㎡
構造:2階建て
生産品:パワーカードリードフレーム
生産能力:180万個/月(車輌6万台/月分に相当)
竣工:2018年11月7日