横浜冷凍、名港物流センターを竣工
横浜冷凍(神奈川県横浜市)は15日、名古屋市港区に「名港物流センター」を竣工したと発表した。
近年、物流基地の分散化や生活スタイルの変化に伴い、物流環境が大きく変化するなか、保管に適した港湾型冷蔵倉庫と流通加工に適した物流型冷蔵倉庫の両方の機能を併せ持つ、港湾物流型冷蔵倉庫の需要が高まっている。
中京圏でも、原料貨物に加え、冷凍食品や半製品等の加工度の高い貨物取扱い量が増えており、港湾物流型物流センターの建設が内外から求められて来た。同センターが竣工することで、既存の小牧物流センター、名古屋物流センター、中川物流センターと有機的に連携し、より貨物の特徴にあった保管環境を提供することで中京圏の低温物流網を拡大させる。
設備面では、冷却方法は温度の変化が極めて少なく、貨物の品質維持に最適な自然対流方式(Sittory2)を導入。また、近年問題となっているトラック待機時間解消のため、トラック予約受付システム「Yokorei Truck Reserve System」を導入。さらにフォークリフトによる入出庫作業を円滑にし、庫内作業時間の短縮化と省人化を図る「カーゴナビゲーションシステム」を導入している。
■ 物流施設概要
名称:名港物流センター
所在地:愛知県名古屋市港区築地町8番
敷地面積:10,496㎡
延床面積:20,754㎡
構造:鉄筋コンクリート造4階建
冷蔵収容能力:F級 21,420t
:C級 936t
:合計 22,356t
主な設備:自然対流冷却方式(Sittory2)、トラック予約受付システム、電動式移動ラック、カーゴナビゲーションシステム、太陽光発電システム(351kW)、ハイブリッドデシカント陽圧空調システム、BEMS(Building Energy Management System)、全館LED照明
竣工:2018年11月15日