コベルコ建機、広島・五日市工場で20億円設備投資
2018年11月20日
コベルコ建機(東京都品川区)は19日、主力工場である五日市工場(広島県広島市)の生産能力を増強すると発表した。
世界の重機ショベル需要は、先進国では概ね安定的に推移しており、新興国需要はエリアによる高低はあるものの、引き続き安定成長が期待できると想定されている。
同社においてもエリア毎の販売網強化や市場ニーズに合わせた機種・仕様の拡充などを進めることで、今後も安定的に重機ショベルの販売台数は増加していくと想定している。
今回、高まるグローバル市場の需要に対応するため、全面的な生産能力増強を行い、年間生産能力10,500台まで引き上げる。
増強工事は、既存レイアウトの大幅な見直しによる、組立ラインや製缶品(フレーム)の生産能力増強に加え、効率的な組立工程導入、Smart Factoryの推進、作業安全性向上、職場環境改善まで多岐にわたり対応していく計画で、段階的な工事により2020年3月の完了を予定している。
■ 設備投資概要
所在地:広島県広島市佐伯区五日市港二丁目2番1号
投資額:約20億円
生産品目:7~85トンクラスの油圧ショベル、環境リサイクル機械
主な出荷先:日本、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ロシア、中東、アフリカ
生産能力:油圧ショベル:8,500台/年(当初)、現在(8,900台/年)、今回増強後(10,500台/年)
完成予定:2020年3月