JFEスチール、東日本製鉄所に鋼管純亜鉛めっき設備を導入/17年4月の稼働開始
2015年12月28日
鉄鋼大手のJFEスチール(東京都千代田区)は24日、東日本製鉄所(京浜地区)において鋼管の純亜鉛めっき設備を導入すると発表した。
ガス管や、空調・衛生・防災設備などの各種配管に使用される亜鉛めっき鋼管は、RoHS指令、REACH規制などの世界的な環境規制の影響により、鉛を含まない純亜鉛めっき化への移行が進んでおり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた需要発現時には、グリーン調達の流れが進むことが見込まれていることから導入を決定した。
主に京浜地区の原管製造設備に隣接する場所に純亜鉛めっき設備を導入することで、純亜鉛めっき化という品質向上に加え、納期短縮や中間在庫の削減にもつながるという。生産能力は年間10万トン。2017年4月の稼働開始を予定する。
■ 新設備概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区扇島1番地1(東日本製鉄所 京浜地区)
対象商品:鍛接鋼管、電縫鋼管、継目無鋼管
製造可能寸法:外径21.7mm~216.3mm、長さ4.0m~7.2m
生産能力:10万トン/年
稼動予定:2017年4月