ナリス化粧品、60億円で兵庫新工場建設
2018年12月11日
大手化粧品メーカーのナリス化粧品(大阪市福島区)は10日、兵庫工場敷地内に新工場を建設すると発表した。
現在、国内に2ヶ所、国外に1ヶ所と3ヶ所の生産拠点を保有している。4つ目の拠点となる新工場の建設で、需要増だけでなく、需要の多様化に対応する効率生産と安全性を追求した工場とする。
新工場は、原材料から出荷まで、一直線・一方通行を実現。物品の混入や、衝突事故などを防ぐ。また、主力の化粧水のような液体化粧品から、ベースメーク品、口紅のような粉体化粧品や固形化粧品など、幅広い種類の化粧品製造をロットの大小に対応して製造できる体制を実現する。
さらに、バルク(中身)の製造エリアの拡大や、生産需要増に対応し、即座にプログラムを切り替え、別工程に再配置できるなど、オートメーション化により、需要の多様化に応え、作業する人にもやさしい環境を整備することで安定供給を実現する。
■ 新工場概要
名称:ナリス化粧品 兵庫新工場(仮称)
所在地:兵庫県三木市緑ヶ丘本町2-5(兵庫工場敷地内)
投資額:約60億円
延床面積:11,763㎡(生産エリア 4,878㎡)
生産品目:液体製品・チューブ製品・クリーム製品・紛体製品など
生産能力:16,192トン(3.5倍)
充填包装:5,000万個
稼働開始予定:2019年5月