住友電工ハードメタル、福島に切削工具の生産拠点
2015年12月28日
住友電気工業は24日、100%子会社の住友電工ハードメタル(兵庫県伊丹市)が16年4月に切削工具の生産拠点として新会社を福島県に設立すると発表した。
超硬工具や超硬ドリルの需要拡大に対応する為、新設を決定。最新鋭の生産ラインを整備する。併せて、ドリル事業に不可欠な再研磨サービスの専用ラインも設置する。また、同社主力製品の刃先交換型チップの保持具である鋼工具についても、急速に需要が伸びているため、グローバルな製品供給が可能となる高効率な生産ラインを新設するという。
いずれのラインにも最新の生産管理システムを導入し、設計、製造、品質情報の一元管理を行い、海外販社の販売情報と同期させた最適生産を行う。
敷地内には、国内6拠点目となるツールエンジニアリングセンターを併設し、顧客への個別技術相談への対応や、最新設備による各種工具の実加工デモンストレーションを行う予定をしている。
■ 新生産拠点概要
社名:東北住電精密(仮称)
所在地:福島県田村郡三春町田村西部工業団地内
事業内容:切削工具の生産
従業員数:約40名
稼動予定:2017年11月