日本曹達、新潟・二本木工場で設備投資
2018年12月31日
日本曹達(東京都千代田区)はこのほど、医薬品添加剤「NISSO HPC」(ヒドロキシプロピルセルロース)の増産の為、二本木工場で設備投資を行うと発表した。
「NISSO HPC」は、医薬品添加剤、とりわけ固形製剤の結合剤として使用されており、錠剤の硬度を高める結合力や、徐々に有効成分を放出する徐放性など、高い機能を有している。
医薬品の市場は世界的に拡大傾向にあり、医薬品生産量の伸びに伴い、「NISSO HPC」の販売は増加している。また、同社の独自銘柄である「NISSO HPC-SSL SFP(超微粒子品)」は、医薬用途だけでなく健康食品錠剤などの食品分野における採用も拡大している。
今回の生産能力増強により、販売が拡大している銘柄の増産体制が整備されるとともに、その他の銘柄についても効率的な生産が可能となる。
■ 設備投資概要
所在地:新潟県上越市中郷区藤沢950(二本木工場)
投資額:50億円
生産品目:医薬品添加剤「NISSO HPC」
生産能力:30%増強
営業運転開始予定:2021年度上期