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丸久、山口・防府市に食品工場建設/70億円投資

2019年1月15日

 リテールパートナーズは11日、子会社である丸久の新センターを建設すると発表した。

 今回、スーパーマーケット事業における将来を見据えた物流体制や機能の再編を目的として新センターを建設する。これにより惣菜、弁当の製造のレベルアップ、また各店舗で行う生鮮食品(精肉、鮮魚)の加工を集中処理し、各店舗における作業負担を軽減するとともに、最新の設備を導入することで原料の入荷から商品の加工や出荷、センターから各店舗への輸送中においても温度・衛生管理を一元的に行い、安全で安心な商品を届ける。

 物流効率面では、水産、精肉、惣菜食品の製造拠点の一元化、計画地が現低温物流センターと隣接地であるため、混載運用が簡素化され、横持配送が軽減されることにより、更なる物流機能の最適化を図る。

 また、今後のHACCP(ハサップ)の義務化と食品表示法の改定に備え、高度な安全管理体制を整備する。 このセンター新設は、採用・労働環境や物流事情において厳しさを増す状況下においても、積極的に新規店舗を出店しグループ機能を強化して事業を拡大するという、丸久グループ全体の成長戦略の要と位置付けている。

■ 新工場概要

名称:(仮称)丸久デリカ・プロセスセンター
所在地:山口県防府市大字江泊2477-1、2178-1
投資額:70億円
敷地面積:29,894㎡
延床面積:14,016㎡
事業内容:精肉・水産食品のパック加工、弁当及び惣菜製造・出荷
着工予定:2019年3月
竣工予定:2020年5月
稼働予定:2020年9月

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