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古河電工、ベトナムでアルミ電線の生産能力増強

2019年1月22日

 古河電工は21日、ベトナム拠点でアルミ電線の生産能力を増強すると発表した。

 世界の自動車生産台数が拡大基調にある中、電動車化や環境規制等への対応として軽量化ニーズが拡大、日系カーメーカーを中心にアルミ電線を組み込んだ自動車用ワイヤハーネス(W/H)需要が増加しており、同社におけるW/Hのアルミ化率(回路比率)は現状約10%から2021年以降に30%~40%に拡大する見通し。

 同社は、インドネシアで製造したアルミ荒引線から100%出資のベトナム拠点でアルミ電線を製造し、各地域のW/H製造拠点でハーネス化しているが、アルミ電線を組み込んだW/Hの新規受注増加に伴い、 今回、ベトナム拠点のアルミ電線の生産能力を2021年12月に現状比で約4倍に増強する。

 設備は、同社工場で生産している銅電線とアルミ電線のうち、アルミ電線の製造設備を新工場に移設するとともに設備を増強し生産能力を高める。

■ 新工場概要

会社名:Furukawa Automotive Parts (Vietnam) Inc.
所在地:ベトナム・ホーチミン市タントゥアン輸出加工区内
投資額:約35億円
敷地面積:約20,000㎡
建築面積:約14,000㎡
延床面積:28,000㎡
構造:2階建
生産開始予定:2020年9月

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