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川崎重工、インドで油圧機器の新工場が完成

2019年2月19日

 川崎重工(兵庫県神戸市)は18日、インドで建設機械用油圧機器の新工場が完成したと発表した。

 インドでは、高速道路や鉄道網整備、港湾開発などへのインフラ投資の活性化を受け、建設機械メーカー各社は増産を図っており、短期的な需要変動はあるものの拡大基調にある。油圧ショベル需要については2025年度に年間4~5万台規模まで拡大すると予測され、中国に続いて、旺盛なインフラ整備が見込まれ、中長期的な成長が期待されている。

 新工場では、現地の建設機械メーカーからの油圧機器需要に対応するとともに新規需要の開拓を目的に、現在の工場と同じベンガルール市内に建設する。

 新工場の稼働により、総工場建屋面積が2倍の約6,000㎡となり、生産能力を2018年度比で2倍の年間4万台に増強する。

■ 新工場概要

会社名:Wipro Kawasaki Precision Machinery Private Limited
所在地:インド・カルナタカ州ベンガルール市
敷地面積:12,500㎡
建屋面積:3,000㎡
生産品目:油圧ポンプ・モータ
生産能力:20,000台/年
生産開始:2019年4月

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