四国化成工業、徳島工場に新生産設備/20年2月着工
2019年2月28日
化学工業メーカーの四国化成工業(香川県丸亀市)は27日、徳島工場北島事業所に新生産設備を建設すると発表した。
同社は、半導体封止材や接着剤の性能を向上させるファインケミカル製品を製造している。同製品は小型化・軽量化・薄型化が進む電子機器の高機能化に貢献する樹脂の改質剤として高い信頼を得ている。
近年、同社ファインケミカル製品に対し、半導体プロセス材料などの開発メーカーからのニーズが拡大している。新たな案件での評価機会も増えており、今後もこの動きが続くと予想されることから、試作・量産設備の建設を決定した。
新設備では、今後需要拡大が見込まれる最先端半導体プロセス材料などに向けた新製品を中心に試作・量産を行う。同製品はpptレベルの金属管理などの高い品質管理が求められることから、これに対応した設備を導入することで、顧客ニーズに対応する。
■ 設備投資概要
所在地:徳島県板野郡北島町江尻内中須1(徳島工場北島事業所)
投資額:約25億円
延床面積:約950㎡
構造:鉄骨ALC 3階建て
事業内容:ファインケミカル製品の製造
着工予定:2020年2月
竣工予定:2021年7月