日本通運、ベトナムに新倉庫を建設
日本通運(東京都港区)は12月29日、現地法人のベトナム日通エンジニアリングが、ディンブー工業団地に新倉庫を建設し、12月8日に竣工したと発表した。
新倉庫は、ベトナム日通エンジニアリングが本社を移転、クレーンなどの重機建設用機材の専用保管用施設のエンジニアリングセンターとして活用、またベトナム日通がハイフォンロジスティクスセンターとして運用する。
ベトナム北部ハイフォン市やその近郊には、複数の工業団地があり、日系企業を含め多くの外資系製造業が進出。ディンブー工業団地はその中でも最大の面積で、海上貨物のゲートウェイであるハイフォン港に面している。18年には、ラックフェン港(深水港)が開港、同港からも約10分という好立地。12月5日には、ハノイとハイフォンを結ぶ高速道路が開通した。
今回、ハイフォン市の物流拠点としての優位性を背景に新拠点を建設。本社、エンジニアリングセンターとするとともに、ベトナム日通も同拠点を活用することで、重量品輸送、プラント建設などの重機建設業務から調達物流、製品物流のロジスティクス業務まで、ベトナム北部での物流サービスの強化を図るという。
同倉庫の竣工で、日通グループのベトナム国内の拠点は11都市、31拠点、倉庫面積69,648㎡となった。
■ 新倉庫概要
名称:ベトナム日通エンジニアリング新本社
:ベトナム日通 ハイフォンロジスティクスセンター
所在地:Dong Hai 2 Ward, Hai An District, Hai Phong City(ディンブー工業団地内)
敷地面積:55,300㎡
構造:倉庫 鉄骨造平屋建て
:事務所 鉄筋コンクリート造三階建て
延床面積:倉庫 16,249㎡
:トラックターミナル 7,000㎡
主要設備:保税倉庫、コンテナフレートステーション、一般倉庫
定温・低湿空調、エアカーテン付きコンテナドック(14基)
竣工:2015年12月8日